小児の時期は、本当に活動が活発化し、体を動かすことが当たり前の
時期になります。当然、体を動かすことで汗をかきます。
特に夏場は、汗が溜まりやすい場所に湿疹がよくできます。
どういった場所かというと、腋の下、肘の内側、膝の後ろ側、
といった場所です。こういった場所にできる湿疹は痒みを伴い、
直りかけても、また汗をかいてしまい、悪化するという繰り返し現象が起こり、
だんだん皮膚の乾燥肌化を進めてしまいます。
これがアトピー性皮膚炎の発生原因に繋がることが多いようです。
また、スイミングスクールの影響もあります。プールの殺菌に使用される塩素が、
多く含まれているプールは感染症は回避できるものの、乾燥肌を促進してしまいます。
反面、塩素が少ないプールは感染症が多くなる傾向にあります。
この乾燥肌及び感染症がアトピー性皮膚炎の原因になると考えると、
アトピー性皮膚炎にはプールは向いていないのかなと考えてしまった時期がありました。
しかし、体力向上にはとっておきのスポーツであると認識している私は、
いろいろと探して、塩素殺菌ではなく、オゾン殺菌をしているプールを探し、
そこに子供を通わせることにしました。
これにより、適度な運動が体を丈夫にし、乾燥肌も回避でき、
良い選択ができたと自己満足の毎日です。
いずれにせよ、小児期のアトピー性皮膚炎の症状は、
汗・ストレス・環境の変化等からくる症状が目立つようになります。