アトピー性皮膚炎になる原因の一つに環境汚染も考えられています。
ある調査結果によると、農村部に住んでいる人に比べて、都心部に住んでいる人が、
アトピー性皮膚炎を患っている割合が高いというデータが出ています。
つまり、田舎で空気が汚染されていない場所で生活する人は健康なのに、
化学物質で汚染された都会で生活する人が、アトピー性皮膚炎になりやすいのは、
やはり環境汚染が原因かもしれないと疑いたくなるのは自然な話です。
実際に、私の家族が一年前に田舎に引っ越す前、夜窓を開けて寝ると、
なんともいえない臭いが鼻を突く、大気汚染物質が蔓延していた場所で、
妻のアトピー性皮膚炎が、最高に猛威を振るっていたのですが、
今の田舎暮らしを始めてからは、かつて手放せなかった、塗り薬、
飲み薬を一切使用しなくても症状が出ないという状況を目の当たりにすると、
環境汚染は間違いなくアトピー性皮膚炎の原因の一つであると胸を張って断言できます。
アトピー性皮膚炎において、遺伝も原因の一つといえます。
例えば、片方の親がアトピー性皮膚炎だとするとその子供は、
60%の確率でアトピー性皮膚炎になります。
これが両方の親がアトピー性皮膚炎だとすると、その子供は、
80%の確率でアトピー性皮膚炎になるという調査結果があるのです。